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窓のリフォームには、大きな意味があります
リフォームのご相談をいただく際に、「窓のリフォームについて相談したい」というお声をいただくことがよくあります。
内窓を取り付ける。
古くなった窓を交換する。
上の画像は、先日内窓を取り付けさせていただいたお宅です。
窓を断熱性能の高いものにすることで、お住まいはより快適になります。
夏は、窓から入ってくる暑い日差しの影響を抑え、冷房の効きを良くする。
冬は、暖房によって温めた室内の熱を逃がしにくくする。
住宅の断熱性能を考える上で、窓はとても重要な場所です。
そして現在、窓の断熱リフォームには国から大きな補助金が用意されています。
では、そもそもなぜ国は、これほどまでに窓の断熱改修を後押ししているのでしょうか。
その背景には、「2050年カーボンニュートラル」という大きな国の目標があります。
地球温暖化や気候変動への対策として、日本では産業部門や運輸部門など、さまざまな分野で温室効果ガスの削減に取り組んでいます。
国は地球温暖化対策を加速させるため、2020年に「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。
さらに、2030年度には2013年度比46%の温室効果ガス削減を目指し、2025年には2035年度60%削減、2040年度73%削減という新たな目標も掲げています。
その中で、私たちが暮らす「住宅」も大切な取り組みの一つです。
家電を省エネ性能の高いものにすることももちろん大切ですが、それだけではありません。
そもそも、少ないエネルギーで快適に暮らせる住まいにすること。
それも、とても重要な取り組みです。
住宅省エネ2026キャンペーンの公式サイトによると、2030年度には家庭部門におけるCO₂排出量を、2013年度比で66%削減するという大きな目標が掲げられています。
66%。
これは、本当に大きな数字です。
そして、その家庭から排出されるCO₂の約5割を占めるとされているのが、冷暖房と給湯です。
だからこそ、住宅そのものの性能を高め、少ないエネルギーで快適に暮らせる住まいにしていくことが重要になります。
その一つとして、冷暖房エネルギーの削減に大きく貢献するのは、窓の断熱です。
上の画像より、冬季の暖房時に窓から逃げてしまう熱の量は58%、夏の冷房時に窓から入ってきてしまう熱の量は73%にもなります。
私は普段、キャンプや魚釣り、そして季節になれば山菜採りなど、自然の中で過ごすことが大好きです。
そんな私が建築の仕事に携わり、パッシブデザインや高性能住宅について学んでいく中で、「2050年カーボンニュートラル社会の実現」という国の取り組みに、以前より強い関心を持つようになりました。
もちろん、私たちは小さな町の工務店です。
世界を大きく変えるようなことはできないかもしれません。
しかし、私たちにできることはあります。
お客様のお住まいを、少しでも暖かく、少しでも快適にすること。
少ないエネルギーで暮らせる住環境をご提案すること。
そして、一つひとつの仕事を通じて、脱炭素社会に向けた取り組みに少しでも貢献すること。
内窓の設置や窓の交換、断熱リフォームは、お住まいになる方にとっても多くのメリットがあります。
夏や冬の室内環境の改善。
冷暖房効率の向上による光熱費削減への期待。
そして、住宅内の温度差を小さくすることで、冬場のヒートショックなどのリスクを軽減することにもつながります。
何よりも、毎日過ごす「家」が、今より快適になる。
それが一番大切なことだと思っています。
補助金があるからおすすめする。
もちろん、それも一つのきっかけです。
しかし、その先にはもっと大きな意味があります。
お客様の暮らしをより良くすること。
そして、一軒一軒の住まいを少しずつ省エネ性能の高いものにしていくことが、社会全体のエネルギー削減にもつながっていく。
小さな町の工務店だからこそ、できることを一つずつ。
自分たちでコントロールできることに集中しながら、建築に携わる人間として、これからも正しい知識を学び、お客様にとって本当に良いご提案をしていきたいと思っています。
窓のリフォームには、お住まいを快適にするだけではない、大きな意味があるのです。


